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令和2年度「土割祭」の斎行

梅雨の最中の晴れ間に恵まれ、令和2年度の「土割祭」を斎行いたしました。午前10時からの神事は、総代様をはじめ、奉賛会の役員様、宮世話の方々の参列により、粛々と滞ることなく終えることができました。

「土割祭」は、明和の御代(1764-1772)に干魃があり、農作物の不作と疫病で人々が苦しんでいるときに、当社に雨乞いの祈願をしたところ、たちまち恵の雨が降り大地が潤い疫病が収束した、という故事にちなんで、毎年7月10日に湯立神楽を神前に奉納し、農作物の豊作と無病息災を御祈願しております。近年では、7月10日の直前の日曜日を祭日と定め、今年は7月5日に斎行いたしました。

最近の雨は、気候の変動によるものなのか、甚大な被害をもたらすような激しい降り方をすることもあるため、今日の「土割祭」では、雨や水による被害が無いよう適度な雨を頂戴できるように、また、早々に疫病が終息するよう御祈願いたしました。