常磐神社の秋祭

◯例祭(19日午後2時~)

今日は久御山町野村に鎮座する兼務社「常磐神社」の秋祭を斎行いたしました。

久御山町内の神社の秋祭は常磐神社がトリ(最後)となります。

以前は15日~17日と日程が決まっていましたが、現在は土日の2日間で祭礼が行われます。今年は19、20日の日程で秋祭が行われます。

昨年の台風により舞伝の屋根が落枝によって損壊しましたが、綺麗に修復がなされて秋祭を迎えることができました。

◯神幸祭(19日午後6時30分~)

常磐神社の氏子には当家制度があり、その年の当家が一年間の神事を担当いたしますが、その年の秋祭を終えた後に次の家に当家を交代します。

当家になると一年間家の床の間に祭壇を組み、神霊を宿す御幣を奉斎します。

今日の神幸祭では、その御幣に神霊を迎え、明日の還幸祭までお祀りすることになります。

◯宵宮祭(19日、神幸祭に続いて)

当家宅での神幸祭に続いて神社では宵宮祭が行われます。当家と神社総代が準備した神饌を神前に供えますが、氏子崇敬者の家々からの献酒などもお供えられます。

当家が準備する神饌は、小判型の鏡餅を三段に重ねて半紙でくるんだものと、頭芋の輪切りと柿、栗、柚を竹串に刺したものを藁束を土台に束ねたものです。また、樽に米を盛ってススキを立てたものもお供えされますが、以前は蒸し米にススキを立てていました。

餅は9組、竹串のセットは以前は27組作られていましたが、現在はこちらも9組となっています。

神前には餅と竹串を1組ずつ三宝に盛ったものが本殿や末社等に明日の還幸祭まで供えられます。