室城神社の御幣切

今日は兼務社の久御山町下津屋に鎮座する「室城神社」の御幣切がありました。

例年、秋祭に向けて行う行事で、早朝8時から氏子の中の今年の当家3軒が神社の注連縄を張り替えることから始まります。

当家は毎年3軒ずつ家の順番で廻り、約20年に1回巡ってきます。当家になると神社の祭礼を担うことになりますが、春祭(矢形餅神事)と秋祭が大きな行事となります。

注連縄張りが終わると1軒の当家で6本の御幣を新調します。写真では3件分の御幣を床の間に祀っていますが、今日から9日までの秋祭の間、細い御幣と榊の付いた御幣の各1本ずつをそれぞれの当家が床の間でお祀りします。

7日の神幸祭では、舟(神饌を乗せた吊り台)とともに細い御幣を神社に納めます。

また9日の例祭では、神饌を乗せた舟とともに榊の付いた御幣を神社に納めます。

また、各当家の玄関には注連縄をはり、近くを流れる木津川の砂1升を盛ったところに竹に挟んだ御幣を立てたザルを吊します。

御幣等を新調した後、各当家ごとに秋祭を迎えるための清祓いと家々の益々の繁栄を御祈願をいたします。