常磐神社の春祭(鉢巻飯神事)

常磐神社
蔵王社

3月6日の午後2時から久御山町野村に鎮座する常磐神社(ときわじんじゃ)の春祭を斎行いたしました。

春祭は、常磐神社の境内摂社「蔵王社」のお祭りです。蔵王社は、地元では「らおさん」と呼ばれており、「天之水分神(あめのみくまりのかみ)」がお祀りされています。水の配分を司る神様で、今日の春祭では、農業をはじめ生活に必要な水をいただけるよう祈願します。

常磐神社
鉢巻飯

神前にお供えする神饌は当家が準備されますが、円錐型に作った握り飯に藁で編んだしめ縄を鉢巻のように結んだ「鉢巻飯」を作ります。

蔵王社の他に本殿等にもお供えするので、7個の「鉢巻飯」を1升のご飯で作ります。

「鉢巻飯」をお供えする由来は、神様に良い水を分けていただくにあたり、自分たちも頭に鉢巻を締めて一生懸命に農作業に励みます・・・という意味が込められています。